生活の中のアート マンガニング

デッサン力と造形力というスキルの感覚は、手が憶えてているようです。描き込みが進むにつれ、目と手と脳の運動連鎖が起きると、バージョンが上がった気がするほど、画力が上がった感があります。描きつづけないと、わからないところでしょう。表現スキルは、みなそうなのだろうと思います。このスケッチはマンガを描く。ことを習慣づけるためマンガニングと称して、朝20分写真からスケッチしています。

マンガはタイルの図柄にしています。このスケッチは、10代の女の子の友達とのお食事会での自撮り写真です。スマホで撮ってもらいました。少しいい顔の写真なので、スケッチしてみました。

生活の中のアート アマゾンニングとビデオニング

アマゾンニングと称して電子書籍作りを始めた。転写紙の作り方を、一ページごとに説明していくYouTubeでのビデオを、説明に必要な画像を抜き出し、ページを作ります。

これもアウトプットです。私は「アウトプットはアートなのだ」と考えています。人に伝えたいことがあり、YouTubeビデオを作りコンテンツを作ります。伝え損なっているものはないかと、電子書籍にして説明します。それらからのフィードバックや関連アイデアが導き出されると新しい。新たなコンテンツが出来上がっていくようになりました。

二度楽しむドライポイント ― 版画と転写紙づくりの小さな旅

版画づくりには、いつも独特の静けさがある。線を刻むときの集中、インクをのせるときの緊張、そして紙をめくる瞬間の高揚感。ドライポイントはその中でも、身近な素材で気軽に挑戦できる技法だ。

柔らかい下敷きや塩ビ版など、身の回りの素材に針を走らせるだけで、版が生まれる。今回は柔らかい塩ビ版を使い、細かな線の表情を楽しんだ。

ドライポイントの魅力は、版画として刷るだけでなく、インクを変えることで“転写紙”も作れるところにある。ひとつの版から二度楽しめるというのは、手仕事好きにはたまらない贅沢だ。

白及でつくる、昔ながらの転写紙

転写紙づくりには、白及(びゃくきゅう)を使う。紫蘭の球根を粉にしたもので、昔から接着剤として親しまれてきた。すり鉢で丁寧に擦り、水を加えて練り上げると、やわらかな糊ができあがる。

紙は和紙を選ぶ。いろいろ試してみたが、しっかりドーサ引きされた、テカりのある紙が最もしっくりきた。白及と和紙の相性が良いのだろう。赤い顔料を白及だけで練り上げたものを使うと、素朴で深みのある色が出る。

転写紙は多めに刷っておくとよい。刷り上がった紙を並べて乾かしていく時間もまた、静かで心地よい。

転写の薄いところは、筆で息を吹き込む

刷り上がった転写紙を眺めていると、ところどころ薄く写った部分がある。そんなときは筆をとり、そっと補っていく。版画と手描きが混ざり合い、作品に独特の味わいが生まれる瞬間だ。

版を彫る時間、白及を練る時間、紙を選ぶ時間。どれも小さな作業だが、その積み重ねが作品に静かな深みを与えてくれる。

ドライポイントは、決して難しい技法ではない。簡単なすり方で、誰でも気軽に挑戦できる。版画と転写紙、二つの表情を楽しめるのも魅力だ。

手を動かす喜びを、ぜひ味わってみてほしい。

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